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    <title>惡魔 | Cyber Library</title>
    <link>https://www.cyberlibrary.org/ja/books/37605/</link>
    <description>眞つ暗な箱根の山を越すときに、夜汽車の窓で山北の富士紡《ふじばう》の灯をちらりと見たが、やがて又｜佐伯《さへぎ》はうとうとと眠つてしまつた。其れから再び眼が覺めた時分には、もう短い夜がカラリと明け放れて、靑く晴れた品川の海の方から、爽やかな日光が、眞晝のやうにハツキリと室内へさし込み、乘客は總立ちになつて、棚の荷物を取り片附けて居る最中であつた。酒の力で漸く眠り通して來た苦しい夢の世界から、ぱつと一度に明るみへ照らし出された嬉しさのあまり、彼は思はず立ち上がつて日輪を合掌したいやうな氣持になつた。 「あゝ、これで己もやうやう、生きながら東京へ來るこ...</description>
    <language>ja</language>
    <item>
      <title>1. Part 1</title>
      <link>https://www.cyberlibrary.org/ja/books/37605/chapters/1/</link>
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